MEO対策のメリットとデメリットを徹底解説
「MEO対策のメリット・デメリットを知りたい」
「デメリットがあるならやめた方が良いかな?」
「MEO対策とSEO対策どっちを進めるべきなんだろう?」
このようにMEO対策のメリットとデメリットに関するお悩みを抱えているご担当者の方は多いのではないでしょうか?
こんなお悩みを解決するため、本記事ではMEO対策のメリットとデメリットについて徹底的に解説いたします。
- 目次
MEOとは
MEO対策とは、Map Engine Optimizationの略で、Googleマップに登録した情報を検索結果の上位に表示するための対策を指します。
MEO対策を実施することで、上記画像の赤枠部分に店舗情報を表示させることが可能です。
なお、赤枠部分より下にあるGoogle検索結果に表示させる施策をSEO対策と言います。
では、このMEO対策の実施によりどのようなメリットがあるのでしょうか。
MEO対策のメリット
MEO対策を実施することで得られるメリットは下記の通りです。
- 比較的コストがかからない
- 効果が出やすい
- 来店率を上げられる
- 検索画面の上部に表示される
- 競合が少ない
それぞれのメリットについて解説します。
比較的コストがかからない
MEO対策は比較的コストがかかりにくいです。
自社内で対策を行う場合は0円から始めることができます。
しかし、MEO対策で成果を出すためには、Googleのアルゴリズムに対する理解やマーケティング関連の知識が求められるため、経験ゼロで高い効果を得るのは難しいかもしません。
そのため、自社内にMEO対策に関する知識を持っている人がいない場合は、外部発注やツールを活用して効果をあげる方法もあります。
とはいえ、外部発注した場合でもSEO対策と比べて、比較的コストは低く抑えられます。
たとえば、SEO対策を外部発注した際の費用相場は30~50万円となりますが、MEO対策であれば、その半分以下のコストで依頼できます。
効果が出やすい
業種や競合の状況によっては、数日で上位表示されることもあります。
WebサイトとGoogleマップをリンクさせている場合は、WebサイトのPV数が2~3倍になることもあるでしょう。
ただ逆に言えば、なかなか結果につながらないこともあります。たとえば、美容室やラーメン屋といった競合が多い業種での上位表示は難しいです。
結果が出るまでに3カ月以上かかるケースもあります。
自社でMEO対策を実施する場合は、6カ月経って結果がでないこともあるでしょう。
また、どれだけ効果が出るかは、現状どれくらいMEO対策を進めているのかにもよります。
すでにGoogleビジネスプロフィールの登録(MEO対策の初期設定)やある程度のMEO対策を済ませており、それなりの集客ができている場合は時間がかかる傾向にあります。
逆にまだGoogleビジネスプロフィールの登録を済ませていない段階の場合は、大きな効果を見込めるでしょう。
来店率を上げられる
MEO対策のメリットは来店率の向上が見込める点にあります。
来店率の向上が見込めるのは、顕在層にリーチできるためです。顕在層とはニーズが明確になっているユーザーを指します。
たとえば、Google検索で美容室を調べる人は「自分に合った美容室を探そう」という明確な意思を持っているため「美容室+場所(例:美容室_さいたま市)」といったワードで検索をかけます。MEO対策を行っていれば、例のようなワードに対して上位表示ができるため、そのまま来店に直結するというわけです。
このメリットの大きさからMEO対策を実施する企業や店舗は多いです。来店率の向上を図りたい店舗は、積極的にMEO対策を取り入れるとよいでしょう。
検索画面の上部に表示される
MEO対策の実施に成功すれば、検索画面の上部(記事コンテンツより上)に表示されます。
具体的な表示位置は下記の通りです。
このように、記事の上に表示されます。なお、検索ワードによってはGoogleマップ情報より上にリスティング広告(記事コンテンツ)が表示される場合もあります。
上記画像、青枠内の記事コンテンツより上の位置に表示することで、競合へ離脱を防ぎ、自店舗への流入を促すことが可能です。
たとえば、美容室の場合、Googleマップ情報(赤枠)の下には他店のホームページやホットペッパービューティーが表示されています。
つまり、赤枠内で自店舗を表示することができれば、他店への流入を防ぎ、ユーザーを独占することができるのです。
もちろんユーザーは、いろいろな店舗と比較したい傾向にあるため、そう簡単な話ではありません。
しかし、赤枠内で表示されることの重要性は非常に高いと言えるでしょう。
競合が少ない
MEO対策をいま実施するメリットとして、競合が少ないという点も挙げられます。
MEO対策は、Web広告やSEO対策ほど浸透していないためです。
店舗の運営者にはWebに馴染みのない方もいるため、中にはMEO対策を認識していない方も一定数います。
そのため、業界・業種によっては、Googleビジネスプロフィールを登録しただけで上位表示されたという事例も多いです。
とくに地方の場合は、MEO対策を進めている店舗が少ないため、チャンスが多いと言えるでしょう。
逆に都心部で店舗を構える企業などは、MEO対策の実施が当たり前になりはじめています。
前述の通り、MEO対策は上位表示までに長い時間がかかるケースもあるため、まだ実施していない場合はできるだけ早めの対応を検討しましょう。
MEO対策のデメリット
MEO対策の実施には下記のようなデメリットもあります。
- 理不尽なコメントが届くこともある
- 初期設定に時間がかかる
- 継続して更新や設定をする必要がある
- 対策の仕方に迷うこともある
- 効果を得づらいビジネスがある
メリットとデメリット両方を理解し、自店舗にとっての必要性を明確にしておきましょう。以下にてデメリットを解説していきます。
理不尽なコメントが届くこともある
Googleアカウントを持っているユーザーは、店舗のGoogleビジネスプロフィールにコメントをできるようになります。
「美味しかったのでまた来たい」「店員さんが優しかった」など、ポジティブなコメントが来ることが基本的には多いです。
しかし、中には「二度と来ない」「店員の態度が最悪だった」といったネガティブなコメントがくることもあります。
コメントはGoogleマップを見ている全てのユーザーに表示されるため、コメントを見て来店をやめる人もいるでしょう。
また、ユーザーからのコメントは検索順位にも反映されるため、良いコメントが集まれば店舗のGoogleビジネスプロフィールを上位表示させることが可能です。
そのため、コメントの管理はMEO対策を行っていく上で非常に重要な作業になります。どういったコメントが届いても真摯に受け止め、悪い印象が残らないように必ず返信しましょう。
なお、コメントを書き込んだユーザーは返信ができないため、口論になることがなく、誠意のある返信をすればコメントを見たユーザーにマイナスな印象を与えることもありません。
初期設定に時間がかかる
Googleビジネスプロフィールの登録(初期設定)は、店舗とアカウントの運営者を紐づけるための作業や、各項目の設定などがあるため、1日2日で完了しないこともあります。
そこまで難しい作業はありませんが、インターネットに慣れていない人だと苦労するかもしれません。
また、初期設定は、MEO対策のベースとなる重要な設定です。
そのため普段インターネットをあまり使わない方や、できるだけ早く効果を出したい方は、外部発注を検討してみるとよいでしょう。
継続して更新や設定をする必要がある
継続的かつ大きな集客効果を得たい場合は、更新や設定を定期的に行う必要があります。
更新や設定を怠ると、検索順位を決めるGoogleのアルゴリズムが「店舗を運営していないのでは」と判断し、検索順位を下げてしまう可能性があるためです。
そのため、一度Googleビジネスプロフィールを登録したら、新商品の写真を定期的に公開したり、Googleからの設定依頼に対応したりすることが大切です。
対策の仕方に迷うこともある
MEO対策は、手順通りに進めることである程度の設定を完了させることが可能です。
しかし、専門的なスキルが求められる場面もあるため、対策に迷ってしまうこともあります。
たとえば、店舗紹介の設定では、見た人が思わず足を運びたくなるような文章が書けるライティングスキルが求められます。
また、店舗の内製や商品を公開する設定では、商品の魅力を伝えられる撮影の技術が求められるでしょう。
こういったスキルが求められることには、あらかじめ留意しておきましょう。
効果を得づらいビジネスがある
業種やビジネスによっては効果が得づらい場合もあります。
たとえば、通販などはマップ上で表示できる情報がないため、効果を得るのが難しいです。
またオウンドメディアを介してビジネスを展開している場合も、同様の理由で効果がほとんど得られません。
したがって、通販やオウンドメディアのような非店舗型ビジネスの場合は、MEO対策よりSEO対策に力を入れたほうがよいと言えるでしょう。
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来店率を高めるのに重要な3つのコツ
この記事を見ている人の中には、MEO対策とSEO対策どちらをすべきかわからないご担当者の方もいると思います。
そこで以下では、下記3つの観点に分けてMEO対策とSEO対策を比較していきます。
- コストの高さ
- 効果の出やすさ
- 実施しやすさ
それぞれの特徴を掴み、自店舗にとって有益なほうを選択しましょう。
コストの高さ
外部発注をする場合、コストが高くなるのはSEO対策です。
たとえばSEO対策をゼロから始める場合、サイト開設費、コンサル費などを合わせると最低でも20万円程度になります。
それらの費用に加えて月々の運用費などもかかるため、月30万円程度は見ておいたほうがよいでしょう。
一方のMEO対策は、ゼロから始めた場合でも月5〜10万円程度になります。
よって、コスト面ではMEO対策のほうが優秀だといえるでしょう。
効果の出やすさ
対策して効果が早く出やすいのはMEO対策ですが、長期的にみて高い集客効果を得られるのはSEO対策です。
MEO対策は早くて2〜3日後に効果を感じられる場合がありますが、SEO対策の場合は早くても3カ月程度はかかります。
遅いと6カ月経って結果が出ないこともあるでしょう。
しかし、SEO対策は、サイト内のコンテンツが増えて軌道に乗ると、1日で1,000回以上のPV数を得ることも可能です。
よって、早く効果を得たい場合はMEO対策がよく、長期的に高い集客効果を得たい場合はSEO対策がよいと言えるでしょう。
両方の対策を進めることで相乗効果を得られるため、可能であれば同時に対策を進めましょう。
実施しやすさ
SEO対策よりもMEO対策のほうが実施しやすいです。
MEO対策の場合はGoogleビジネスプロフィール上での作業がメインになります。
しかしSEO対策では、サイト設計、記事コンテンツ作成、ソースコード改修など、内容が多岐にわたり専門知識が必要となります。
また効果が出るまで時間もかかるため、作業量の面からみてもMEO対策のほうが実施しやすいと言えるでしょう。
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まとめ
ここまでMEO対策のメリットとデメリットについて解説しました。
MEO対策は、集客効果を実感しやすいかったり、手軽にはじめられるなど魅力的なメリットがある一方で、理不尽なコメントが届く可能性があったり、定期的な更新や設定が求められるなどのデメリットもあります。
そのため、MEO対策を実施するべきかどうかは、どちらも正しく理解してから判断する必要があります。
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