Googleビジネスプロフィールの管理者権限の付与方法を解説

DATE : 2024年1月18日

GoogleビジネスプロフィールGoogleマップMEO対策操作方法

「Googleビジネスプロフィールの管理権限の付与方法がわからない」
「管理権限を付与したアカウントを削除する方法がわからない」
「管理権限のオーナーと管理者の違いって何？」
「オーナーと管理者ってどっちを付与すべき？」

Googleビジネスプロフィールを運用する店舗オーナー様にとって、上記のような悩みを抱えている方は少なくないのではないでしょうか。
Googleビジネスプロフィールの権限の種類や違い、管理権限を付与する方法、削除する方法、譲渡する方法、管理権限を与える際の注意点について解説いたします。
今後、自社のGoogleビジネスプロフィールの管理を代理店に依頼する方や、Googleビジネスプロフィールを運用している方にとってためになる情報ですので、ぜひ活用してみてください。

目次

Googleビジネスプロフィールの管理権限の種類

Googleビジネスプロフィールの管理権限の種類には、「オーナー」「管理者」の2つがあります。

権限の種類によって、Googleビジネスプロフィール上で編集できる項目が異なります。
以下では、「オーナー」と「管理者」それぞれの特徴について解説します。

※「サイト管理者」の権限追加は現在ではできなくなっています。
参考URL：ビジネス プロフィールのメインのオーナー権限を譲渡する　Googleヘルプ

オーナー

オーナーは、Googleビジネスプロフィール上の全ての編集が行える権限があります。

「管理者」との違いは以下の通りです。

1. Googleビジネスプロフィールを削除できる
2. ユーザー（管理者）の追加ができる

管理者

管理者は、Googleビジネスプロフィールの削除やユーザーの追加以外の編集や管理が行える権限です。

オーナーは主にその店舗の代表が管理して、店舗マネージャーや支店長が「管理者」になるパターンが多いです。

権限ごとの編集内容一覧

以下では、具体的に「オーナー」と「管理者」が編集できる項目について解説します。

編集項目について以下の表を参考にしてください。

参考URL：ビジネス プロフィールのメインのオーナー権限を譲渡する　Googleヘルプ

Googleビジネスプロフィールの管理権限を付与するメリット

ここでは、Googleビジネスプロフィールの管理権限を与えるメリットについて紹介します。

店舗情報の誤った更新を阻止できる

Googleビジネスプロフィールは、一般のユーザーの方でも店舗情報を修正・変更することができます。

そのため、第三者による情報の改ざんが行われる可能性があります。
Googleビジネスプロフィールの権限を社内スタッフもしくは、代理店の担当者に付与することで、口コミ投稿や店舗情報を編集することができるので誤った情報の提示を防ぐことができます。

Googleビジネスプロフィールの運用の手間が省ける

Googleビジネスプロフィールの管理を複数人で運用することによって、作業工数の手間が省くことができます。

Googleビジネスプロフィールには、店舗情報を更新する「投稿機能」やユーザーとのコミュニケーションが行える「口コミ機能」、ユーザー行動の分析が行える「インサイト機能」など多くの機能が備わっています。
それら多用な機能を一人で活用することは難しいでしょう。
社内のスタッフなどの関係者に管理権限を付与することで、管理を分散させることができるので結果的に作業工数を大幅に下げることにつながります。

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Googleビジネスプロフィールの管理権限付与の方法

ここまで、Googleビジネスプロフィールの管理権限の詳細について解説しました。

つづいて、実際にGoogleビジネスプロフィールの権限を付与する方法について紹介していきます。

1.Googleビジネスプロフィールをクリック
ビジネスプロフィールの管理権限を付与するために、まずはビジネスプロフィールにログインします。ビジネスプロフィールを管理しているGoogleアカウントで権限付与を行う場合は、自社店舗名をGoogleから検索することでビジネスプロフィールの編集内容が掲載されます。

2.「ビジネスプロフィールの設定」をクリック
ビジネスプロフィールにログインまたは検索結果から編集内容が表示されたら、上部の右側にある【︙】マークをクリックして、「ビジネスプロフィールの設定」をクリックします。

3.「管理者」をクリック
ポップアップでいくつか項目が表示されるので「管理者」をクリックします。

4.「追加」をクリック
管理者をクリックしたら、「追加」ボタンと管理しているユーザーのアカウントが表示されます。新しいユーザーを追加で権限付与したい場合は、「追加」を選択してください。
管理しているアカウントの権限を変更した場合には、Googleアカウントを選択します。

5.メールアドレスと権限の種類を選択
メールアドレスを入力する欄とアクセス権限を選択するチェックボックスが表示されるので管理権限を付与したい方のアドレスと付与したい権限の種類を入力・選択してください。

6.設定完了
最後に「招待する」を選択して、設定完了です。

「メインのオーナー」を譲渡する方法

「メインオーナー」は「オーナー」と同様の編集権限を持つ権限ですが、1アカウントに1人しか持つことのできない権限です。

色々なケースでオーナーを譲渡しなければならない場合があるとおもいます。
以下では、「メインオーナー」の譲渡方法について解説します。

1. Googleビジネスプロフィールにログイン
2. 「ビジネスプロフィールの設定」を選択
3. 「管理者」をクリック
4. 「メインオーナー」を譲渡したいアカウントを選択
5. 「アクセス」をクリック
6. 「メインオーナー」を選択
7. 設定完了

管理する上での注意点

Googleビジネスプロフィールは、自社情報をGoogle上に掲載するため正しい管理や編集が必要になります。

以下では、複数のユーザーへ管理権限を付与する場合の注意点について解説します。
付与する権限によっては会社への信頼低下につながりかねないのでしっかりとして運営を行いましょう。

「オーナー」権限は容易に渡さない

複数人で1つのビジネスプロフィールを管理している場合は、「オーナー権限」を簡単に渡さないようにしましょう。

「オーナー」権限を持っているユーザーは、ビジネスプロフィールの削除やユーザーの追加が行えるため、知らないユーザーアカウントを追加されて社内の情報を抜き取られたり、最悪の場合アカウントを削除されてしまう可能性も考えられます。
社内の人間だからといってすぐに「オーナー」権限を渡すのではなく、オーナーはあくまで代表のみ管理して、そのほかのアカウントは「管理者」で権限を付与するようにしてください。

役割をきめておく

複数人でビジネスプロフィールを管理する場合は、どのアカウントがどの編集項目を管理するのかの役割を決めておくことをおすすめします。

上述で編集できる一覧についてまとめていますが、Googleビジネスプロフィールでは編集項目多岐にわたります。
編集項目の役割分担では、ビジネスプロフィールのインサイト分析は誰が対応するのか、投稿配信の設定や管理はだれが対応するのかなどの役割を決めて運用を行いましょう。
役割をちゃんと決めておかないと誰がどこの編集を行ったのかなどが管理できなくなり、万が一ミスが起きた場合も、特定ができなくなります。
運用を円滑に進めるために編集ごとの役割はぜひ決めておいてください。

停止したアカウントはすぐに削除

使っていないアカウントや停止したアカウントがあればすぐに削除するようにしてください。

Googleビジネスプロフィールでは、Googleが定めているガイドラインに違反した場合、アカウントが停止されることがあります。
管理権限のあるアカウントが削除、もしくは停止している場合もGoogleビジネスプロフィールのアカウントが停止になってしまう要因の1つになるので注意しましょう。
知らない間に管理しているアカウントが停止や削除されていたりするので、動いていない管理アカウントはすぐに削除をするようにしてください。

Googleアカウントの共有は絶対しない

Googleビジネスプロフィールの管理を代理店の担当者や社内スタッフに依頼する時、Googleアカウントのログイン情報を渡す方がいらっしゃいますが、Googleアカウントのログイン情報は絶対に共有しないようにしてください。

Googleアカウントのログイン情報を外部に渡してしまうと、メール（Gmail）の情報やGoogleアカウントで管理しているツールすべてが閲覧できるようになります。外部に重要な情報を見せてしまうだけでなく、最悪の場合、情報漏洩につながってしまう可能性もあるので、Googleビジネスプロフィールの運用を他の人に依頼する際は、管理者権限のみを渡すようにしてください。

オーナー権限の変更におけるよくある質問

最後に、以降ではオーナー権限を変更する際のよくある質問についてご紹介します。

オーナーを変更するときはどのような時ですか？

オーナーの権限が変更になるケースは以下の通りです。

1. 買収などでオーナーが変更になった時
2. 店舗ごとにオーナーを変更する時
3. オーナーアカウントがわからなくなった時
4. Googleビジネスプロフィール登録時に別のアカウントがオーナーであった時

上記のような場合にオーナー権限を変更することが多いです。
特に、４のようにビジネスプロフィール登録時にオーナーを誤って別のアカウントで付与してしまうケースなどはよくあります。
オーナーの権限は、Googleビジネスプロフィール全てに編集権限を持つので適切に運用を行うようにしましょう。

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まとめ

Googleビジネスプロフィールの管理権限には「オーナー」と「管理者」の2つの権限があり、それぞれ編集できる内容が異なります。

それぞれの違いは以下の通りです。

———

1.オーナー
Googleビジネスプロフィール上の全ての編集が管理でき、アカウントの削除やユーザーアカウントの追加などが行えます。

2.管理者
「アカウント削除」「ユーザーアカウントの追加」は行えません。

———

オーナーはアカウントの削除やユーザーの追加ができてしまうので、ビジネスプロフィールの管理を代理店にお願いする場合や支店長や店舗マネージャーに依頼する場合は、権限を「オーナー」ではなく「管理者」で付与することをおすすめします。

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