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サイテーションとは?MEO対策するなら押さえておくべきポイント

GoogleビジネスプロフィールGoogleマップMEO対策サイテーション

MEOを対策している担当者の中には「サイテーション」という言葉を一度は耳にしたことがある人もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

サイテーションとは、他のサイトやメディア、SNSで自社に関する情報が書き込みされることを言います。サイテーションを上手く活用することで、自社サイトの検索順位を上位に掲載することができます。

そこで本記事では、サイテーションの詳細や活用方法、注意点、サイテーションの獲得状況を把握する方法まで詳しく解説していきます。

以下のようなお悩みがある方はぜひ「サイテーション」を実施してみてください。

①自社サイトの検索順位が低下してきている
②検索順位を向上させるための新しい施策を考えている
③サイテーションをMEOで上手く活用する方法を知りたい
④サイテーションを増やすためにはどうすればいい?

    目次

サイテーションとは

サイテーションとは、自社に関連した情報が他社サイトやメディア、SNSで引用されることを言います。英語では「citation」といい、「言及」や「引用」を意味します。

サイテーションの特徴として、他社から被リンクのURLを貼り付ける必要なく、他サイトやSNSで以下の情報を書き込みしてもらうだけでSEOやMEOの効果が期待できる点です。

▼サイテーション情報

  1.  会社名・ブランド名・サイト名
  2. 住所
  3.  電話番号
  4.  a要素(aタグ)ではないテキスト上のURL

上記の要素が他のサイトによって紹介されると、認知度の高い会社としてGoogleから評価され、検索順位の上位に表示されやすくなります。

サイテーションと被リンクの違い

サイテーションと被リンクの違いは以下の通りです。

サイテーション

エスエスビジネスフォーム株式会社の詳細はこちらへ!

被リンク

エスエスビジネスフォーム株式会社の詳細はこちらへ!

被リンク

エスエスビジネスフォーム株式会社の詳細はこちらへ!https://www.ssbf.co.jp/

被リンクは、テキスト文字の中にURLリンクを埋め込んだり、テキスト内にURLを記載します。

一方でサイテーションは、URLを埋め込むまたは、掲載する必要がありません。
そのため、各SNSや口コミサイトではサイテーションを獲得しやすい傾向があります。

サイテーションのMEOの効果

そもそもサイテーションがMEOに効果があるのかについて、Googleが直接的に提唱しているわけではありません。

しかし、サイテーションがMEOに効果的だと結論づける理由に、Googleが以下の内容を言及しているためです。

視認性の高さとは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。
引用URL:Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法

要するに、視認性(知名度)が高い会社や店舗はGoogleが評価して検索上位に表示してもらえるということです。

そのため、各SNSや他のメディアでも自社店舗や会社を取り上げることができれば、多くの人に認知されているとGoogleが判断し、MEO対策に影響を与えるというわけです。

サイテーションのSEO効果

SEOでは、他社サイトによる外部リンクが重要な要素になりますが、サイテーションも合わせて行うことで更なる効果が期待できます。

通常、X(旧Twitter)やFacebookなどの投稿にURLリンクを付けたとしてもWebサイトと違う処理方法になるため、外部リンクとして判断されることはありません。

しかし現実的なことを考えれば、多くのユーザーがSNSを活用して企業やブランド、サービスについて掲載をしている中で、Googleがその評価を無視することはありえません。

そのため、被リンクではなくサイテーションもSEO対策として影響を及ぼすと考えられています。

サイテーションの注意点

サイテーションを効果的に活用するためにいくつか留意しなければいけないことがあります。

以下では、サイテーションの注意点について解説していきます。

過度なサイテーションは避ける

MEO対策の効果を最短で得られるように、自社で複数のSNSアカウントを作成して自社情報を投稿する方もたまにいますが、これは逆効果です。

このような対策を続けると、Googleからアカウントの凍結や停止などの罰則を受ける可能性があります。

また、SNS側も怪しいアカウントだと判断されると凍結される恐れがあるので正しいサイテーションを行うようにしましょう。

誤った情報を掲載されないようにする

サイテーションで適切に効果を得るためには、正しい情報が他社のサイトやSNSで紹介されている必要があります。

例えば、弊社の会社名を例にして説明すると、

○ → エスエスビジネスフォーム会社の詳細はこちらへ!
× → エスビジネスフォーム会社の詳細はこちらへ!
× → エスエスビジネス社の詳細はこちらへ!

上記のように、会社名などが不適切な内容で掲載されるとMEOとしての効果を最大限に引き出すことができません。

各メディアで掲載してもらう際は、正しい情報を伝えましょう。

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サイテーションの獲得状況の調べ方

継続的にPDCAを回してMEOを改善していくためには、サイテーションの獲得状況を把握する必要があります。

以下では、MEO改善に必要なサイテーションの獲得状況の調べ方について解説します。

Yahoo!リアルタイム検索

こちらは、X(旧Twitter)だけに限定した話になりますが「Yahoo!リアルタイム検索」を活用することでX(旧Twitter)上のサイテーション獲得の状況を把握することができます。

Yahoo!リアルタイム検索は、X(旧Twitter)投稿(ポスト)を検索できるツールで、気になるワードを含むポストをログインなしで検索できるほか、電車遅延や災害時など「いざ」という時の最新の状況を把握できます。

それにより、X(旧Twitter)上で自社サイトの情報を掲載している数が把握できます。

検索できる期間は「30日」「7日」「24時間」「6時間」の4つです。

Google検索

サイテーションの獲得状況は「Google検索」でも把握できます。
方法として、「“会社名” – site:URL」をGoogleの検索窓に入力して、検索します。

例:「“会社名” – site:URL」⇨ ”エスエスビジネスフォーム” -site:https://www.ssbf.co.jp/

site以降のURLを入力することで、指定したサイト以外のサイトが表示されます。
また、Google検索では期間も設定することができるので、マーケティング施策をスタートした時期からの計測が可能です。

効果的なサイテーションの活用方法

ここまで、サイテーションの詳細からMEOに及ぼす影響、注意点、サイテーションの獲得状況を把握する方法について詳しく解説しました。

それでは最後に、サイテーションを効果的に活用する方法について紹介していきます。

サイテーションを実践しているけど思うような効果が得られないという方はぜひこちらを参考にしてみてください。

わかりやすい名称にする

サイテーションを効果的に活用する方法の1つ目に「わかりやすい名称にする」ことが挙げられます。

上述でも少し触れていますが、サイト名やサービス名、企業名が誤っているとGoogleが自社企業のことを指していると判断できず、MEOが最適化されない可能性があります。

そのため、覚えにくい・間違えにくいような名称をつけることは避けましょう。
また、名称の文字数の多さも間違えやすい要素の1つなのでなるべく短めで、かつ覚えやすい名称をつけましょう。

Googleビジネスプロフィールを登録する

サイテーションを効果的に活用する方法の2つ目は「Googleビジネスプロフィールを登録する」ことです。

MEO対策をする上で、Googleビジネスプロフィールの登録は必要不可欠です。

Googleビジネスプロフィールとは、店舗や企業の情報をGoogleマップやGoogle検索上に掲載することができる管理ツールのことを言い、会社の名称・住所・電話番号などの基本情報の掲載はもちろん、写真や動画の投稿やユーザーから口コミ投稿をしてもらえるなど、MEOにおいて重要な役割を果たします。

これからMEOの対策を始める方はGoogleビジネスプロフィールの作成を行ってください。

Googleビジネスプロフィールの概要や作成方法は過去の記事で掲載しているのでぜひ参考にしてください。

自社サイトやSNS、広告で情報を配信する

サイテーションを効果的に活用する方法の3つ目は「自社サイトやSNS、広告で情報を配信する」ことです。

自社サイトやSNS、Web広告を活用して自社の情報を積極的に配信することで多くのユーザーにリーチすることが可能です。
リーチした数が増えれば増えるほど、自社を認知してくれるユーザーが増えるためメディアやSNSで紹介される数も必然的に増加し、サイテーションも増加します。

サイテーションを効率的に増やしたい方は、まず認知を広げることを意識しながら運用を行っていきましょう。

自社サイトの構造化データをマークアップする

サイテーションを効果的に活用する方法の4つ目は「自社サイトの構造化データをマークアップする」ことです。

まず、構造化データとはWeb上の情報をフォーマットに従って記述し、Googleの検索エンジンに意味が伝わるようにするためのデータです。

Googleには「クローラー」という自動でWebサイトを周回するプログラムが存在します。これは、定期的にWeb上に広がっている情報を収集して検索結果にデータを反映させています。

クローラーに、自社サイトがどのような情報をもつのか深く理解させることができれば、検索結果が優位に働きます。

Googleには「クローラー」と呼ばれる、自動でWEBサイトを巡回するプログラムが存在し、定期的に情報を収集して検索結果にデータを反映させています。

特に、NAP情報と呼ばれる以下の情報はサイテーションの必須条件になります。
以下の情報を積極的にサイトに掲載するように心がけましょう。

▼NAP情報(Name・Address・Phone)
Name  ▶︎ 店舗名(会社名・屋号・ブランド名)
Address ▶︎ 住所(建物名や番地・半角全角もそろえる)
Phone    ▶︎ 電話番号

口コミやSNSでの発信を促す

サイテーションを効果的に活用する方法最後は、「口コミやSNSでの発信を促す」です。

実店舗を持っている方であれば、来店した顧客に対して口コミやSNSでの投稿を依頼することもサイテーションを増やす方法の1つです。

例えば、以下のようなキャンペーン施策を実施するとより効果的にサイテーションを獲得することができます。

▼キャンペーン施策 提案例
①店舗名のハッシュタグ(#)を付けて投稿してくれたユーザーには会計時500円割引などをSNSで配信する
②席に口コミや情報発信を促すポップチラシを設置する
③会計時や退店の時など顧客と話をするタイミングで投稿を依頼する
④来店後にメールで口コミの投稿を促す

SNSや口コミを増やす方法は上記以外にも多数存在します。
自社の目的や用途にあった施策をぜひ行ってみてください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事では、MEO対策におけるサイテーションの詳細から効果的な活用方法、注意点について解説していきました。

サイテーションを上手く活用することで、自社サイトをGoogleマップやGoogle検索の上位に表示させることができます。ただ一方で、適切な対策をするためには、手間や運用のコツも必要となります。

サイテーションを効果的に活用していきたい方は、以下の手段を意識してぜひ運用を行ってみてください。

ポイント:
①わかりやすい名称にする
②Googleビジネスプロフィールを登録する
③自社サイトやSNS、広告で情報を配信する
④自社サイトの構造化データをマークアップする
⑤口コミやSNSでの発信を促す

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