【理美容院様向け】集客にもっとも向いているSNSとは?
美容院や美容師がSNSを活用することで安定的な集客効果を得ることが可能です。
しかし「どのSNSを使うか」「どのような運営を行うか」など、どのようなアクションをとるかによって得られる効果の大きさは変わるため、アカウントの運営者は注意が必要です。
そこで本記事では、美容院や美容師に向いているSNSや運営のノウハウなどを紹介します。
SNSを利用して安定的に予約を獲得したい美容院や美容師はぜひ参考にしてください。
- 目次
美容院がSNSを活用するべき3つの理由
美容院がSNSを活用するべき理由は次の通りです。
1.美容院はどの地域も競争率が高い
2.拡散が見込める
3.お客さんの行動に変化を与えられる
それぞれの理由について解説します。
美容院はどの地域も競争率が高い
厚生労働省が令和3年に公表したデータによると、美容院は全国に46万4,223軒あることが分かっています。
全国にあるコンビニの件数が約5万5,000軒ですから、その数の多さが伺えるでしょう。よって、美容院はどの地域においても競争率が高いと言えるのです。
当然、美容院の軒数より美容師の数は多いため、その分ライバルは多くなります。ライバルと差をつけるには、より多くの集客チャネルをもち、顧客との接点を増やす必要があるでしょう。
そこで今回おすすめするのがSNSという集客チャネルです。
厚生労働省統計『令和3年度 衛生行政報告例』
拡散が見込める
集客ツールとしてよくされるホットペーパービューティーは、24時間予約できる大変便利なツールです。しかし、SNSのような拡散性がなく、他社も使っているため差別化しづらいというデメリットもあります。
その点、InstagramやX(旧Twitter)といったSNSは、投稿する画像や動画、ハッシュタグによって差別化ができ、拡散も見込めます。
どちらにも良い面があるため、両方を活用して相乗効果を得る方向で考えるとよいでしょう。
お客さんの行動に変化を与えられる
SNSの活用により、お客さんの行動に変化を与えられます。お客さんにとって有益な情報を発信したり、来店したくなる画像を発信したりすることで、来店意欲を高められるためです。
たとえば、お客さんにヘアカットやヘアカラーを施した写真をSNSに投稿することで、それを見たお客さんに「自分もこんな髪型にしてみたい」と思ってもらえます。マーケティングの世界ではこれを「行動変容」といい、来店率の向上に欠かせない要素であるとされています。
また、SNSは気軽に見れることに加え、利用率が高いため行動変容を起こしやすいというメリットがあります。
美容院と相性が良いSNS4選
美容院と相性が良いSNSは次の通りです。
1.Instagram
2.Facebook
3.X(旧Twitter)
4.LINE
各SNSの特徴や美容院にマッチする点などを解説していきます。
Instagramは日本に約3,300万人のアクティブユーザーがいるSNSです。「インスタ映え」というワードが2017年にノミネートされて以降、ユーザーが増加し続けています。
Instagramの特徴は、なんと言っても画像と動画をメインにしているという点です。
美容院の特性上、お客さんは店舗を吟味する傾向があります。髪型を変えるというのは見た目に大きく関わることですから、その傾向にも納得できるのではないでしょうか。
その点、Instagramは画像や動画を活用して視覚的に店舗や自分の技術をアピールできます。店舗の雰囲気やお客さんの仕上がり具合はテキストでは伝わりづらいため、画像や動画をメインコンテンツとするInstagramは美容院とマッチしてると言えるでしょう。
【美容院様向け】Instagramで集客を成功させる7つのコツ
Facebookは国内に約2,800万人の利用者をもつSNSです。Facebookは実名での登録が不可欠なため、口コミでの集客において高い効果を発揮します。
また、Facebookでは一定の拡散効果も見込めます。
たとえば、Facebookでは、投稿にいいねが付くと「○○さんがいいねしました」というように他の人のタイムラインに表示されます。この連鎖が重なると高い拡散性を見込めるでしょう。
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)は国内で月間4,500万人のアクティブユーザーが利用するSNSです。
X(旧Twitter)にはリツイートやいいね!といった拡散機能が豊富なため、他のSNSより高い集客効果を見込めます。
ただし、X(旧Twitter)はInstagramのように画像や動画をメインとしたSNSではなく、テキストをメインとしたSNSであるため、高い集客効果を得るためにはラインティング力を必要とします。
X(旧Twitter)を利用する際に重要なコツについては後ほど詳しく解説します。
LINE
LINEでは、顧客の予約をスムーズにしたり、クローズドな環境で来店を促したりすることが可能です。
また、LINEはクローズドな環境であるため、ホットペーパービューティーに予約リンクを貼った場合のリスクを軽減できます。リスクとは別の美容院に流れてしまうことです。
LINEの場合は、自店舗の情報のみを表示させることが可能ですが、ホットペーパービューティーの場合は、他店舗の情報も多数表示されているため、顧客の興味関心が自店舗以外に向きやすいのです。
よって、確実に予約を促したい場合や、クローズドな環境を利用してクーポンを送ったりコミュニケーションをとったりしたい場合は、LINEを活用するとよいでしょう。
美容院がSNSで集客する際のコツ5選
美容院がSNSで集客する際のコツは次の通りです。
1.更新頻度を高める
2.プライベートな投稿は控える
3.内容の質を高める
4.ハッシュタグを活用する
5.投稿時間に気をつける
それぞれのコツについて解説します。
1.更新頻度を高める
更新頻度が低いとユーザーから興味関心を引きにくくなるため、フォロワー離れなどにつながります。更新頻度を高めれば想起率が上がるため「髪切りたいかも」と思ったユーザーが自発的に予約してくれるようになります。
更新することがない場合は、その日、もしくは次の日の予約状況を発信するとよいでしょう。ただし、予約状況だけを発信するとユーザーに見られなくなっていく可能性があるため、施術後の写真や動画なども定期的に発信するようにしましょう。
2.プライベートな投稿は控える
プライベートな投稿はできるだけ控えましょう。もちろん、自分のアカウントにマッチした写真や動画の投稿は問題ありません。
たとえば、美容師の場合はオシャレなカフェ、自分の髪を切ってもらった際の写真など、美容院と関連性のある投稿はむしろ必要です。
ただし、美容院や美容師との関連性が低いプライベート過ぎる写真は、悪いイメージを与えたり、お店の評価を下げてしまったりするリスクがあるため注意しておきましょう。
よって、SNSで投稿する際は「この投稿を見てフォロワーの人たちはどう思うか」という観点をもっておくことが大切だと言えます。
3.内容の質を高める
投稿内容の質を高めることも大切です。「質の高い投稿」というのは、お客さんが有益だと感じる情報やコンテンツを指します。
たとえば、美容師だからこそ知っている知識や、情報などを発信することです。具体的には「セットの方法」「おすすめのシャンプー」などが挙げられます。
コンテンツ作成に迷った際は、お客さんから過去に受けた質問を思い出してみましょう。「自分に合ったシャンプーの探し方が分からない」「セットが難しい」など、さまざな質問を受けているはずです。そういった疑問や不満を解決してあげるコンテンツは、多くのユーザーが有益だと感じます。
質の高い有益な投稿を続けることができれば、フォロワー獲得、来店予約などにつながりやすくなるでしょう。
4.ハッシュタグを活用する
美容院としてSNSで集客する際は、ハッシュタグを活用しましょう。ハッシュタグ(#)とは、ユーザーに投稿を見つけてもらう際に利用する目印のようなものです。たとえば「#」のあとにヘアスタイル名や地域名などを入れることで、そのハッシュタグで検索したユーザーに見てもらいやすくなります。
ハッシュタグには4つの種類があることを覚えておくとよいでしょう。
- ビックワード→投稿数が10万件以上のハッシュタグ
- ミドルワード→投稿数が1~10万件のハッシュタグ
- スモールワード:投稿数が1,000~1万件のハッシュタグ
- ミニマムワード:投稿数が100~1,000件のハッシュタグ
投稿数が多いビックワードのハッシュタグを付けても他の投稿に埋もれてしまう可能性が高いです。そのため、ハッシュタグを付ける際は、4種類のハッシュタグを網羅する形で投稿をすることでまんべんなく多くのユーザーに投稿を見てもらえます。
また、ビックワードを省き、あえてスモールワードを利用してニッチな層のユーザーにリーチしていくという方法もあるでしょう。
5.投稿時間に気を付ける
投稿時間には気を付けましょう。投稿時間を誤ってしまうと、見てほしい層のユーザーに見てもらえない可能性があるためです。
よって、投稿する際は、下記の時間帯を意識することが重要になります。
- 8時〜9時(通勤・通学)
- 12時〜13時(お昼休憩)
- 18時〜19時(退勤・放課後)
- 22時〜24時(就寝前)
上記の時間の中でも22時~24時はゴールデンタイムと呼ばれ、SNSのログイン率が大幅に上昇します。そのため、自信のある強いコンテンツを投稿したい場合は、ゴールデンタイムを狙ってみるとよいでしょう。
美容院の具体的な活用例3選
美容院の具体的な活用例は次の通りです。
1.施術後のお客さんをアップする
2.イベントの告知をする
3.クーポンを配布する
具体的な集客方法について解説します。
1.施術後のお客さんをアップする
もっとも手軽に効果が見込める方法は、施術後のお客さんをアップすることです。正面、側面、背面などそれぞれの写真を撮影し、投稿することで写真のイメージに近いと思ったお客さんが来店してくれます。
また、美容師側からしても写真を提示してもらうことで完成のイメージをしやすくなるというメリットがあります。写真を投稿する際は、お客さんの許可どりを忘れないようにしましょう。
また時期に分けて投稿の内容を変えるのも効果的です。たとえば、成人式や七五三など行事の季節に、それぞれにあった施術後の写真を投稿することで、集中的な検索数を見込めます。
2.イベントの告知をする
イベントの告知をすることで来店率を向上させることもできます。
たとえば、専売品のバーゲンセール、創立記念の特別キャンペーンなど、お客さんにとってお得なイベントを告知することで来店を見込めるでしょう。
イベント告知の写真を作る際は、Photoshopや PowerPointといった編集ツールを使うことで、お客さんの目を引く画像を作成できます。
3.クーポンを配布する
クーポンを配布することでも集客を見込めます。ポイントは、クーポンの内容を「SNS限定」にすることです。限定のクーポンにすることで、来店に加えてフォロワー獲得にもつながりやすくなります。
また、クーポン内容も先ほど同様、季節や行事に合ったものにするとよいです。
さらにクーポンの取得条件に「リツイートとフォロー」などとすることで拡散性も見込めます。ただし、条件が多いと参加率が減るため、クーポン内容とつり合っている条件を設定することが大切です。
まとめ
本記事では美容院や美容師がSNSを使うメリットや活用のコツなどを紹介しました。
SNSで集客をするためにはコンテンツを作成したり、投稿を継続的に行ったりする必要があるため、短時間で効果を得るのは難しいです。
しかし、長期的な目線をもち、地道に運営を続ければ安定して予約を獲得できるようになります。
「できるだけ早めに効果を得たい」という人はプロへの相談を検討してみるとよいでしょう。
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