【歯科医院様向け】SNSを活用した集患を成功させる方法を解説
「歯科医院もSNSを使って集患できる?」
「具体的にどうSNSを活用すればいいの?」
こういった疑問をお持ちの人に向けて、本記事では下記を紹介します。
- 歯科医院がSNSを活用するメリット・デメリット
- 歯科医院がSNSを活用する際に重要なコツ
- 歯科医院が参考にしたいSNSアカウント3選
SNSを活用して集患につなげたい歯科医院はぜひ参考にしてください。
- 目次
歯科医院がSNSを活用するメリット3選
歯科医院がSNSを活用するメリットは次の通りです。
1.無料で始められる
2.患者さんとコミュニケーションがとれる
3.ブランディングできる
以下では、それぞれのメリットについて解説していきます。
1.無料で始められる
SNSは基本的にすべて無料で始めることが可能です。また、時間や手間などの面も抑えることができるため、トータル的なコストを削減できます。
ホームページで集患する場合は、ホームページの制作やコンテンツの作成など、時間と費用がかかります。しかし、SNSの場合は活用すれば両方のコストを抑えつつ、集患効果を得られるでしょう。
SNSを活用するコツについては後ほど詳しく解説してますので、そちらも併せて参考にしてみてください。
2.患者さんとコミュニケーションがとれる
SNSを活用することで患者さんとのコミュニケーションをとりやすくなります。
たとえば、LINEを活用することで、これまでFAXや電話などで行っていたお知らせや診療時間の変更なども即座に行うことが可能です。また、誤送信があった場合の訂正も容易に行えます。LINEに登録してもらったお客さんを適切に管理すれば、医療に必要な情報の収集や患者さんの状況把握などもできるでしょう。
また、LINEだけでなくTwitterを活用することで患者さんとコミュニケーションをとることも可能です。たとえば、Twitterに「院内に子どもが遊べるスペースを設置しました」と画像付きで発信すれば、子どもをもつ親の集患効果に期待ができます。
3.ブランディングできる
SNSを活用して自院をブランディングすることもできます。ブランディングとは、ターゲットの興味関心をひくブランドイメージを確立し、他の歯科医院と差別化を図ることです。
たとえば、TwitterやInstagramなどを利用して、自院が行っているさまざまな取り組みや施術の様子などを発信することにより「信頼できる良い歯科医院だ」といった印象を持ってもらえます。
どのようなブランディングをするかは医院によって異なりますが、SNSが役立つことは間違いないと言ってよいでしょう。
2.歯科医院がSNSを活用するデメリット3選
歯科医院がSNSを活用するデメリットは次の通りです。
1.運用に手間がかかる
2.炎上のリスクがある
3.即効性がない
SNSの活用にはメリットがある一方でデメリットもあります。SNSの活用を検討している医院はぜひ参考にしてください。
1.運用に手間がかかる
SNSの運用は、ホームページの運用に比べて手間や費用を抑えることが可能です。しかし、高い集患効果を得たい場合は、持続的な運用が必要になるため、どうしても最低限の手間はかかります。
また、通常の歯科医院では、先生やスタッフが業務の合間に更新を行うため、運用を任せる場合は負担が大きくなることも考えられるでしょう。TwitterやInstagramを活用する場合は、人目に触れる投稿をすることから精神的なプレッシャーを感じる人もいます。
したがって、集患効果の高いSNS運用をする際は、継続的に投稿や返信ができる体制を構築することが重要だと言えます。
もしスタッフの負担を少なくしつつ、継続的にSNS運用をしたい場合は外部の業者への依頼を検討してみるとよいです。
2.炎上のリスクがある
SNSを利用する際には、炎上のリスクがあることを理解しておく必要があります。
とくに拡散力のあるTwitterは、高い宣伝効果がある一方で、不適切な投稿も拡散されやすいという面もあります。不適切な投稿が拡散され、いわゆる炎上が起きてしまうと歯科医院としてのブランドイメージに大きな傷を付けてしまうリスクもあるでしょう。
そのため、SNSを運用する人は、対面でのコミュニケーション以上に注意を払い、高いネットリテラシーをもつ人が望ましいです。また、あらかじめ運用に関するルールやマニュアルを設定しておけば炎上のリスクが低くなり、安心して運用を任せられるでしょう。
3.即効性がない
SNSには、Web広告のような即効性がない点に留意しておきましょう。
TwitterやInstagramなどの運用を開始する際、最初はフォロワーが0人の状態からのスタートになるため、影響力や拡散力は一切ありません。高い集患効果を得るためには、魅力的なコンテンツを発信し続け、少しずつフォロワーを増やしていく必要があります。
SNSで集患を成功させるためには、中長期的な視点をもって継続的に発信することが大切です。
歯科医院がSNSを利用する際のコツ3選
歯科医院がSNSを利用する際のコツは次の通りです。
1.有益で正しい情報を発信する
2.運用する際のルールを設定する
3.SNSの特性を活かす
以下にて詳しく解説していきます。
1.有益で正しい情報を発信する
SNSを活用する際は、有益で正しい情報を発信することが大切です。とくにセンシティブな内容を取り扱うことが多い歯科医院においては、正しい情報の発信が求められます。
たとえば、歯科医院が発信する有益なコンテンツの例として「自宅でできる簡単な口腔ケアのやり方」「子どもの虫歯予防に関する正しい知識」などがあります。こういった情報を発信する際は、医院の医師監修のもと発信するようにしましょう。
有益で正しい情報を発信するアカウントだと認識されれば、来院率アップやフォロワー獲得につながります。
2.SNSの特定を活かす
SNSを運用する際は事前にルールを設定しておきましょう。
具体的に決めておきたいルールは次の通りです。
- 投稿頻度
- 投稿の方向性(コンテンツの内容)
- 投稿内容のチェック体制
最低でも上記の3つは決めておきましょう。
投稿頻度は、1日1回以上が望ましいですが、最低でも3日に1回程度はしておきたいところです。
投稿の方向性は、自院のターゲットに適した方向性を話し合って決めるとよいでしょう。少し細かいところですが「SNS内での口調や雰囲気」などを決めておくことも重要になります。フランクな雰囲気か厳かな雰囲気で発信するかによってブランドイメージも変わるため、内容は事前に決めておくとよいです。
投稿内容のチェック体制は、正確な情報の発信や炎上の防止などにつながるため、2重チェック体制を敷くなど盤石な状態を作っておくことが大切です。
3.運用する際のルールを設定する
各SNSの特性を活かすことも大切です。
たとえば、LINEを活用する場合は、口腔ケアなどに関する個人的な相談や来院の予約といったクローズドなやり取りをするのに適しています。
Instagramでは、動画や画像といった視覚的なコンテンツを発信してブランディングしたり、来院率の向上を図ったりするのに適しているでしょう。
それぞれのSNSの特徴については次章で詳しく解説します。
【歯科医院】集患におすすめのSNS 4選
歯科医院の集患におすすめのSNSは次の通りです。
1.Instagram
2.LINE
3.Facebook
4.X(旧Twitter)
以下にて解説します。
1.Instagram
Instagramは、画像や動画をメインとしたSNSです。国内ユーザー(アクティブアカウント)は3,3000万(2019年3月時点)を突破しており、その後の利用者数も上昇しています。
ストーリーズを利用して歯科医院からの告知を行ったり、口腔ケアに関するお役立ちをコンテンツとして発信することで歯科医院のファンを作ることが可能です。ストーリーズは24時間経つこと自動で消える仕様となっているため、一時的に伝えたことやキャンペーン情報などを発信するとよいでしょう。
また、ハッシュタグを利用することにより、歯の治療に興味のある人や口腔ケアに関する情報を得たい人に絞ってリーチすることも可能です。コンテンツを発信する際は、見やすく映える画像や動画を用いることで訴求力が高まり、集患率が向上しやすくなります。
さらに、インスタライブを利用して患者さんと交流したり、悩み事の相談に乗ったりすることもできます。
Instagramを活用する際は、ビジネスアカウントに切り替えることが大切です。ビジネスアカウントでは、投稿したコンテンツのPV数やユーザーの動きなどを測定できます。
2.LINE
LINEは、月間利用者数9,400万人(2021年12月時点)と非常に高い利用率を誇るSNSです。
患者さんに友達登録をしてもらうことで、直接メッセージを送ったり、お知らせを一斉送信したりすることが可能です。
また、患者さんとやり取りをしながら次回の受診日の予約を承ったり、受診日の前日にリマインドを行ったりなど、さまざま用途があります。
3.Facebook
Facebookは、国内のアクティブユーザー数2,600万人(2023年3月時点)のSNSです。
ユーザー数はLINEやInstagramに劣りますが、登録が実名制であるため、ビジネスに利用しやすいという特徴があります。
主な利用者層が40代以上である点もFacebookの特徴と言えるでしょう。また、投稿できる文字数や画像の上限が多いため、使い勝手が良く、ビジネスにも活用しやすいです。
歯科医院がFacebookでアカウントを作成し、住所や電話番号を記載しておくだけでもGoogleで表示される可能性があるため、集患効果に期待できます。もちろんFacebook上で検索したユーザーへのリーチも可能です。
4.Twitter
Twitterは、国内のアクティブユーザー数5,895万人(2022年10月現在)のSNSです。
Twitterは、投稿文字数に制限があり、140文字以内と短いため気軽に投稿しやすく、匿名なため利用のハードルが低いという特徴があります。幅広い世代が利用している点も特徴の一つです。
歯科医院らしく歯に関するコンテンツを発信するのもよいですが、患者さんやユーザーとコミュニケーションをとるのもおすすめです。あまり堅すぎるとコミュニケーションが続かないため、少しフランクな感じで接すると親近感を与えることができます。
歯科医院が参考にしたいSNSアカウント3選
歯科医院が参考にしたいSNSアカウントは次の通りです。
- 【X(旧Twitter)】アキバ歯科
- 【Instagram】渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科
- 【Facebook】西新宿歯科クリニック
各アカウントの特徴や参考にしたい点などを紹介します。
【X(旧Twitter)】アキバ歯科
アキバ歯科は、アニメの聖地である秋葉原ならではのコンセプトをもった歯科医院です。個性的なキャラクターに扮したスタッフが交代で発信し、自院のファン化を促しています。
かわいい差し入れをいただきました💞
— アキバ歯科 (@akiba_shika) April 28, 2023
ありがとうございます🥺✨ pic.twitter.com/JLWDlgoCd2
医院のブランディングに力を入れたい場合は参考にしてみるとよいでしょう。
【Instagram】渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科
渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科は、ビフォーアフターの画像や動画を中心としたコンテンツを発信し、来院率向上を促しています。
コンテンツ作りやハッシュタグの活用方法を参考におすすめです。
【Facebook】西新宿歯科クリニック
西新宿歯科クリニックは、動画コンテンツや医院内での活動内容を発信し、来院率の向上や患者さんとのコミュニケーションを図っています。
動画コンテンツや医院から告知などをFacebookで発信したい歯科医院は、ぜひ参考にしてください。
まとめ
本記事では「歯科医院がSNSを活用するメリット」「SNSを利用する際のコツ」などを紹介しました。
歯科医院は、InstagramやTwitterといったSNSを活用することで、来院率の向上や自院のファン化を促すことが可能です。しかし、歯科医院が設定しているターゲットなどにより、活用するべきSNSは異なります。
「どのSNSを使うべきなのか」「効率的に集患できる方法が分からない」という人は、SNSを専門的に取り扱う業者への依頼も検討してみましょう。
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