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Googleビジネスプロフィールの「インサイト」とは?効果測定や改善したい方は必見

GoogleビジネスプロフィールGoogleマップMEO対策インサイト操作方法

Googleマップ上に自社の店舗情報を検索上位に表示させる「MEO対策」を実施する際、必ず活用してほしい機能がGoogleビジネスプロフィールの「インサイト」機能です。

「Googleビジネスプロフィールを積極的に活用していきたい!」
「インサイト機能の見方を知りたい!」
「MEO対策をより効率的に運用したい!」

Googleビジネスプロフィールのインサイト機能を活用することで、見込みユーザーの自社への検索行動やお問い合わせの数など売上を向上させるために必要な情報を計測することができます。
そこで本記事では、Googleビジネスプロフィールのインサイト機能でできることや、インサイト機能の活用方法について詳しく解説いたします。

    目次

Googleビジネスプロフィールの「インサイト」とは

インサイトとは、ビジネスプロフィールを通じてユーザーが行ったアクションをデータとして分析できる機能のことを言います。

インサイトでは、自社店舗の情報を見つけたユーザーの行動や閲覧回数、検索キーワードの種類、電話、ルート検索などユーザーの詳細なアクションを幅広く計測することができます。
インサイトデータを細かく分析することで、店舗への認知度の高さやGoogleビジネスプロフィールによってどれくらいの集客を集めることができたのかを把握することができます。
分析から読み取れたユーザー課題を把握して、改善するように心がけてください。

Googleビジネスプロフィールの「インサイト」の見方

以下では、インサイト機能の確認方法をご紹介します。

  1. Googleビジネスプロフィールにログイン
  2. 左側メニューから「インサイト」をクリック。

Googleビジネスプロフィールのインサイトは、上記2つの手順で簡単に確認することが可能です。

Googleビジネスプロフィールのインタラクション

つづいて、「インサイト」で確認できるインタラクション項目を7つご紹介します。

  1. 概要
  2. メニュー
  3. 通話
  4. メッセージ
  5. 予約
  6. ルート
  7. Webサイトへのクリック

それぞれ詳しく解説していきます。

1.概要

インサイトの概要では、下記の3つの項目を確認することができます。

  1. 実施された*インタラクション
  2. 閲覧したユーザーの数
  3. 表示につながった検索の数

※インタラクション・・・ユーザーがGoogleビジネスプロフィールを通じて「メッセージ送信」「予約」「電話」などのアクションを行ったデータ

実施されたインタラクション

実施されたインタラクションでは、ユーザーが行ったインタラクション(電話、メッセージ送信など)回数がグラフで表示されます。

また期間も最大6ヶ月まで指定することができ、月別で数値の計測が行なえます。

閲覧したユーザーの数

閲覧したユーザーの数では、Google検索やGoogleマップ上で自社ビジネスプロフィールがユーザーに閲覧された数が表示されます。

さらに、管理画面上では、Google検索とGoogleマップのどちらの閲覧数が多いのか、PCとモバイルのどちらの閲覧数が多いのかの計測も行えます。

表示につながった検索の数

表示につながった検索の数では、自社のビジネスプロフィールが表示された検索キーワードが表示されます。

検索キーワードを把握することで、どのキーワードで自社の情報が表示されているのかの確認ができたり、ユーザーニーズの理解が深まります。
さらに、流入してほしいキーワードを自社で選定していた場合、そのキーワードで流入できているかの判断もできます。
検索キーワードは、ユーザーと自社の関係をつなぐ窓口になるので積極的な分析を行うようにしましょう。

2.メニュー

メニューは、Googleビジネスプロフィールに備わっているメニューコンテンツを閲覧したユーザーの数が表示されます。

メニューコンテンツでは、店舗の料理メニューや詳細情報、写真、メニューのリンクなどの項目を設定することができます。
他のビジネスプロフィールを見ると、メニューコンテンツを設定していないアカウントをよく見かけますが、メニューコンテンツはユーザーにとって非常に有益な情報となるので、設定がまだな方は、お客様への不安解消として設定することをおすすめします。

3.通話

通話は、Googleビジネスプロフィール上の通話ボタンのクリック数が表示されます。

通話ボタンのクリック数は、ユーザーが電話をかけてすぐに切った場合や店舗で応答ができなかった場合もカウントされてしまうのでご注意ください。
こちらの指標では、日別や日別、月別といった形で数字の計測ができるので、例えば、1ヶ月を通して特定の曜日や特定の時間でのお問い合わせが多い場合は、その日に合わせて人員を増やすなどして電話対応可能な状態にすることで、より来店につなげやすくなることが予想できます。

4.メッセージ

メッセージは、Googleビジネスプロフィールを通じて送信されたメッセージの数が表示されます。

ビジネスプロフィールには、ユーザーと店舗がやり取りできるメッセージ機能が備わっており、ユーザーとのコミュニケーションツールとして関係を構築することができます。
メッセージ機能は、ユーザー側にとって直接店舗とやり取りができるため信頼性が高まりやすいといったメリットがあるため、メッセージを送ることを億劫だと感じずに積極的に活用することをおすすめします。
さらに、メッセージ機能では、自動メッセージ送信機能がついているのでこちらの活用もぜひ検討してみてください。

5.予約

予約では、Googleビジネスプロフィールを通じて店舗に予約された数が表示されます。

ただ注意点として、データを取得するためには下記の内容に従って設定を行う必要があります。

「別の予約サービス プロバイダ経由で予約を管理している場合に、お客様のウェブサービスとアプリサービスで顧客の Google アカウントをシームレスに使用できます。カレンダーをはじめとする Google の人気サービスとも連携が確立しており、予約日時を忘れないよう自動で通知を受けられるなど、顧客にとってもさまざまなメリットがあります。 
ビジネス プロフィールの [予約] タブを使用すると、お客様のビジネス プロフィールの予約履歴を表示して「Google で予約」経由の予約を確認できます。」

引用元:サービス提供事業者経由で予約を設定する

要するに、別で予約サービス事業者と提携している場合、そのサービス経由で予約ができるように設定する必要があるということです。
業界によって選択できるサービス事業者が変わるので、下記の表をご参考ください。

業種

予約サービス事業者

飲食業界

  • Epark
  • Retty
  • TORETA
  • ヒトサラ
  • Gusty
  • ぐるなび

美容業界

  • Epark Beauty
  • Kanzashi
  • エキテン
  • TBCSCAT

フィットネス業界

  • Coubic

レジャー業界

  • 一休
  • Ozmall

IT業界

  • Wix
  • Coconut Software
  • TBCSCAT

引用元:「Googleで予約」のパートナー

6.ルート

ルートは、Googleビジネスプロフィール上から店舗へのルートを検索したユーザーの数が表示されます。

ちなみに誤ってルート検索をタップしてしまった回数やルート検索を削除したユーザーの数は含まれないようになっているので、来客ニーズのあるユーザー数として判断することが可能です。

7.Webサイトのクリック数

Webサイトのクリック数では、Googleビジネスプロフィール上で連携したWebサイトのリンクをクリックした数が表示されます。

ビジネスプロフィールでは、自社のWebサイトやSNS、ポータルサイトを設定することが可能です。
また、ビジネスプロフィール上からWebサイトに入ってきたユーザーの行動を計測したい場合は、リンク先に「タグ」を設置することでGoogleアナリティクス上で計測が可能になります。
Webサイトでのお問い合わせや予約などを促進させたい場合は、ぜひ活用してみましょう。

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インサイトで確認できない項目

ユーザーの詳細なアクションや行動分析が行える「インサイト」ですが、確認できない項目も存在します。

以下では、インサイトで確認できない項目について紹介します。

投稿閲覧数やクリック数の確認はできない

現在のビジネスプロフィールでは、投稿に関するインタラクションデータを計測することができません。

そのため、投稿に対するクリック数などの計測を行いたい場合は、有料のツールを利用することをおすすめします。

Googleビジネスプロフィールのインサイトを活用した改善案

ここまで、インサイトの概要や見方、分析できる項目まで詳しく解説してきました。

ただ実際、インサイト分析を通じてどのようにビジネスプロフィールを改善していけばいいのかわからない方も多いと思います。
ここからは、インサイトを活用したビジネスプロフィールの改善方法をご紹介します。

店舗情報を最新のものにする

Googleでは、Googleビジネスプロフィールの掲載情報を常に最新にすることを推奨しています。

営業時間や所在地、連絡先などの基本情報はもちろんのこと、店舗の外観や内観の写真を常に投稿をして新しい情報を更新するといった作業が必要になります。
最新の情報を掲載することで、ユーザー側として店舗の運営状況もリアルタイムで確認できるため来店に繋がりやすくなります。

検索キーワードを活用する

検索キーワードとは、ユーザーが検索する際の検索語句のことをいいますが、Googleビジネスプロフィールのインサイトでは、自社の店舗が表示された特定のキーワードを分析することができます。

分析を通して、利用されることの多い自社に関連したキーワードを把握することができれば、自社情報を検索上位に表示させることができるでしょう。
特定できたキーワードを、ビジネスプロフィールの投稿内容や第三者からの口コミ内容に組み込むことができれば検索上位にも上がりやすくなるのでぜひ実践してみてください。

Googleビジネスプロフィールのインサイトレポートをダウンロードする方法

インサイト機能では、管理画面上から数値計測できるだけでなく、データをダウンロードすることも可能です。

社内でデータを共有する場合やクライアントにデータを共有する場合にレポート作成は必要になってくると思うのでぜひチェックしてみてください。

  1. Googleビジネスプロフィールへログイン
  2. 左メニューバーの「ビジネス情報を管理」を選択
  3. 右上の「操作」▶「インサイト」を選択
  4. ダウンロードしたい期間を設定し「レポートをダウンロード」を選択

ダウンロードするデータの形式は、「CSVファイル」で保存されます。

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まとめ

今回は、Googleビジネスプロフィールのインサイトの概要、インサイトの確認方法、インサイトで確認できる7つの項目についてご紹介しました。

インサイトでは、自社のビジネスプロフィールの閲覧数や検索されたキーワード、ルート検索などユーザーの自社に対する詳細なアクションが分析できます。
このインサイト分析をうまく活用することで、Googleビジネスプロフィールからの予約増加や来店増加、また店舗の課題を把握することができます。
実店舗を持っているビジネスを展開する店舗や企業は、店舗の認知向上や集客数をのばしていくためにも、ぜひインサイト機能を活用しましょう。

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