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Googleビジネスプロフィールの情報を非公開にする方法を解説

GoogleビジネスプロフィールGoogleマップMEO対策操作方法

「自宅を会社にしているから、セキュリティのために住所を非公開にしたい」
「スパムメールや営業の電話が多いから、電話番号を非公開にしたい」
「まだ会社の住所が決まっていないから住所を登録できない」

Googleビジネスプロフィールの登録や運用において、上記のようなお悩みを抱えた人は少なくないのではないでしょうか。

Googleビジネスプロフィールは通常、Googleマップ(地図マップ)などに掲載される情報管理ツールになるため、住所や電話番号の非公開はそもそも設定できないと諦めている方もいると思います。

そこで本記事では、Googleビジネスプロフィールで非公開にできる項目から設定方法、注意点、勝手に情報が非公開になる要因・対策方法について詳しく解説していきます。

    目次

Googleビジネスプロフィールで非公開にできる情報

Googleビジネスプロフィールで非公開できる項目は以下の3つです。

1.住所
2.電話番号
3.投稿された情報(写真、口コミなど)

それぞれの項目の詳細について解説します。

住所

自宅を使ってマッサージやエステなどの運営をしている方にとって個人情報を知られたくない、セキュリティを守りたいと思う方もいらっしゃると思います。

そうした場合に、Googleビジネスプロフィールでは「住所」を非公開にすることができます。

ただ当然ですが、Googleビジネスプロフィールの住所を非公開設定してしまうとGoogleマップ上に自社情報が表示されなくなるので注意してください。

以下のビジネスに該当する方は住所の非公開設定が行えます。ぜひ活用してみてください。

①自宅でのビジネス 
自宅でビジネスを運営している方は住所を非公開に設定することができます。

②オンラインビジネス
オフィスや店舗を必要としないオンラインビジネスを運営している場合は、住所を非公開できます。

③サービス業
自宅やオフィスから出向いてサービスを提供する業種(例:訪問看護師、家庭教師など)も、住所を非公開にすることができます。

④個人情報保護のための業種
弁護士、医師、カウンセラーなどプライバシーの保護が必要な業種も住所を非公開にすることができます。

電話番号

電話番号もGoogleビジネスプロフィール上から非公開の設定ができます。

限られた人しか入店できないようなお店(会員制のクラブや飲食店)を運営している方やスパム、営業電話を回避したい方は電話番号の非表示を行いましょう。

電話番号の非公開設定が行える業種は、主に個人情報保護が必要な業種が含まれます。

例えば、医療関係者や弁護士、カウンセラーなどです。また、自宅でビジネスを営んでいる場合やオンラインビジネスを営んでいる場合も、電話番号を非公開にすることができます。

投稿された情報(写真、口コミなど)

Googleビジネスプロフィールに投稿される情報には、「オーナー自らの投稿」と「第三者からの投稿」の2つがあります。

オーナーが自ら投稿した情報は、非公開設定は行えませんが削除することが可能です。しかし、第三者が投稿した写真や口コミなどの情報は基本的に削除することができません。削除するにはGoogleのポリシーに違反した場合に限られます。

投稿された情報が虚偽なものであったり、明らかにおかしいと感じる投稿があれば、Googleに削除申請をすることで削除が行えることがあります。

住所と電話番号を非公開にする設定方法

それではいよいよ、Googleビジネスプロフィール上で「住所」と「電話番号」を非公開にする方法をご紹介します。

住所の非公開設定は、既存のビジネスプロフィールからの設定方法と新しくビジネスプロフィールを作成する際の設定方法の2つで解説していきます。

新しく住所を非公開設定する

①Googleビジネスプロフィールを開いて、右上の「ログイン」を選択

②「ビジネス情報の追加」をクリック、「ビジネス情報を1件追加」を選択

③自社の店舗情報などの必要項目を入力

④ユーザーが訪れる場所は「いいえ」を選択

⑤サービス提供地域は、大体の地域を選択
自宅でビジネスを運営している方などは、市区町村で指定すると良いでしょう

⑥自社サイトや電話番号の登録
ユーザーにとって見やすい場所に電話番号が表示されます。一般的な連絡先などがあればそちらの情報を入力します。また、電話番号を入力したくない場合は、こちらを未入力で設定します。

Webサイトでは、自社のサイトを所有していれば設定を行いましょう。

⑦オーナー確認
「オーナー権限」の設定がまだ済んでいない方は、こちらでオーナー設定を行いましょう。

オーナー設定の詳しい詳細は過去の記事に紹介しているので、合わせてご確認ください。

既存の住所を非公開設定する

①Googleビジネスプロフィールを開いて、右上の「ログイン」を選択
②左側メニューバーの「情報」を選択
③「電話番号、またはウェブサイトを登録する」を選択
④「住所」をクリック
⑤左下の「住所をクリア」をクリックして「適用」を押せば完了です。

電話番号を非公開設定する

①Googleビジネスプロフィールを開く
Google検索から自社ビジネス名を検索すると表示されます。

②右上の点マークをクリック

③「ビジネスプロフィールの設定」をクリック

④「詳細設定」をクリック

⑤スクロールして「電話番号」にオフを入れて完了

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Googleビジネスプロフィールの非公開設定の注意点

ここまで、Googleビジネスプロフィールで非公開にできる情報から設定方法まで解説しました。

続いて、非公開設定をする際の注意点についてご紹介していきます。

MEO対策が見込めにくくなる

MEO対策とは、自社のGoogleビジネスプロフィールをユーザーの検索キーワードに応じてGoogleマップや検索結果の上位に表示させる施策のことを言います。

ビジネスプロフィールの「住所」や「電話番号」を非公開にすると、自社の情報を検索結果の上位に表示させることが難しくなります。

Googleは、ビジネスプロフィールに掲載されている情報の中でも特に「NAP情報」と呼ばれる「ビジネス名」「住所」「電話番号」が正しく表示されているかを大きく評価します。

そのため、住所や電話番号が非表示になればGoogleからの評価が得られにくくなります。

Googleビジネスプロフィールをメインに認知や集客を拡大させたいなら、住所や電話番号はかならず公開設定することをおすすめします。

住所 or  電話番号どちらかは設定する

Googleビジネスプロフィールで非公開設定をする場合は、住所もしくは電話番号どちらかを設定するようにしましょう。

住所と電話番号のどちらも非公開設定にしてしまうと、ユーザーへの不信感につながる可能性があります。

また上述でも説明していますが、NAP情報に含まれる「ビジネス名」「住所」「電話番号」の3つのうち2つを非公開にしてしまうとGoogleからの評価が大きく下がってしまうので、どちらかを非公開設定するようにしてください。

サービス提供地域の設定

Googleビジネスプロフィールの非公開設定を行う場合は「サービス提供地域」の設定を行うようにしましょう。

オンラインビジネスや自宅でのビジネスを運営している方の場合、住所の公開はせずともサービス提供地域の設定は必要になります。

オーナー確認の申請

自社ビジネスの住所を非公開にする場合でも「オーナー権限の申請」が必要になります。

またオーナー申請をする場合は、基本的に郵送でハガキが届くケースがほとんどです。
会社などの住所がない場合は、今住んでいる場所などのハガキが受け取れる先を設定しましょう。

どうしても住所の設定ができない場合は、電話やメール、サーチコンソールなどでのオーナー確認もできます。

詳細は過去の記事で紹介しているので、気になる方はこちをご覧ください。

ビジネスプロフィールの情報が勝手に非公開になっている

Googleビジネスプロフィールで店舗情報を登録したのに気づいたら未公開になっていたり、Googleマップのみに掲載されたりするケースがあります。

掲載されていない要因や対策方法について以下で解説していきます。

Googleポリシーに抵触している

勝手にビジネスプロフィールの一部項目が非公開になっている要因の一つに「Googleが提示するガイドラインに抵触している」ことが考えられます。

例えば、ユーザーにとって不愉快に感じるような暴力的かつ攻撃的な投稿や虚偽の可能性が高い情報は非公開または削除される可能性が高いです。

ビジネスプロフィールの情報が非公開になっている場合は、Googleポリシーを改めて確認し、問題の把握や修正を行いましょう。

審査中

ビジネスプロフィールの情報が非公開になっている要因の二つ目は、「審査中」ということが考えられます。

Googleビジネスプロフィールの情報更新や登録における審査日数は最大「14日間」かかることもあります。

そのため、情報を更新してすぐに公開されるわけではないということを理解しておきましょう。

14日経過しても公開が行われない場合は、Googleポリシーに引っかかっている可能性もあるのでそちらのチェックまたは、Googleに問い合わせてみてください。

オーナー確認ができていない

Googleビジネスプロフィールのオーナー確認が行われていないと、投稿情報や設定した情報が公開されない場合があります。

また、オーナー確認を行っていないと非公開の設定もできないのでオーナー確認の申請を行いましょう。

SEO対策が適切に行われていない

自社のビジネスプロフィールがGoogleマップには表示されているのにGoogle検索結果には表示されない場合は、「Googleが自社ビジネスを適切な情報として判断していない可能性」があります。

これらの対策を実施することで、自社のビジネスプロフィールがGoogle検索結果に表示されるようになる可能性が高まります。

①自社のウェブサイトをGoogle Search Consoleに登録し、Google検索エンジンにインデックスされるようにする。
②自社のウェブサイトのSEOを改善し、Google検索結果に表示されるようにする。
③自社のビジネスプロフィールに不足している情報を追加する。
④Googleマイビジネスに自社を登録し、ビジネスプロフィールの情報を更新する。

評価の低い口コミやレビューを削除したい場合

Googleビジネスプロフィールは第三者が自由に口コミを掲載することができるため、評価の低いレビューをうけることがあります。

冒頭でも触れていますが、基本的に第三者の口コミをオーナー側で非公開や削除することはできません。

ただどうしても削除を行いたい場合は、Googleマップを削除することができます。
しかし、Google検索結果で表示されるビジネスプロフィールはそのまま残ります。

Googleマップの削除方法についても過去の記事で紹介しているので、気になる方はこちらをご覧ください。

個人的には、Googleマップの削除はおすすめしません。
削除して新たにビジネスプロフィールを作成しても過去の内容がそのまま反映されることもあります。

評価の低いレビューを書き込みされた場合は、今後のビジネスの改善や誠意ある返信などの対応を行うなどしてユーザーへの信頼を高める行動を行いましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、Googleビジネスプロフィールに掲載された情報で非公開が可能な項目や非公開の設定方法について詳しく紹介しました。

Googleビジネスプロフィールの運用者にとって、個人情報に関する内容を非公開にしたい、または一時的に非公開にしたいケースなどはよくあると思います。

そんな方のために、ビジネスプロフィールでは以下の個人情報を非公開にすることが可能です。

▼非公開にできる項目
①住所
②電話番号
③投稿した情報

ただ上記の項目を一度非公開にしてしまうと、「MEO対策が難しくなる」「ユーザーからの信頼性が低下する可能性がある」といったデメリットもあります。

自社ビジネスの目的や今後の方向性などをしっかりと理解して自社に合わせた運用や管理を行ってみてください。

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